★ Washington D.C. Travel Report ★

4月8日(日) 曇りのち晴れ ワシントン D.C. <Part 3>CherryIcon◆このページをとばすときは
ここをクリック◆◆◆

YokoApartment2泊とはいっても、実質は2日間。最後の日曜日は、夜中に降った雨もなんとか上がり、曇り空のスタートとなりました。まずは、昨日の夜、ようやく連絡が取れた夫の従妹と会うため、彼女のアパートへと向かいました。去年からここWashington D.C.の大学院に留学している彼女は、Georgetownと同じ、North West(NW)という地域に住んでいます。この辺りは、閑静な住宅地で、大きな一軒家なども建ち並び、それぞれの家が春の花々や花を咲かせる木々を植えたりして、庭をかなりきれいに整えているのが目に付きました。この地区には、ダウンタウンに出るのに便利な地下鉄が通っておらず、交通の便としてはちょっと悪いのですが、それは住民らの要望なのだそうです。地下鉄が通ってしまうと、いろいろな人たちがここに移り住んだり、出入りしたりするようになり、もともとの住環境が損なわれてしまうからだとか。そんな、自分たちの家でゆっくり静かに暮らすことを好んでいる人々の家にも、あちこちに桜の木がありました。帰った後に、人から聞いたのですが、Washington D.C.では、桜の木を植えるよう、なんらかの奨励をしているのだそうです。だから、Tidal Basinをはじめとする観光地以外にも、こんなに桜の木が植えられているのですね、きっと。
そういう家々を見ながら、探し当てた従妹のアパートも例外ではなく、車寄せの手前に立派な桜の木が数本見事に花を咲かせていました。ここは大通りに面しており、Dupon Circleからも近い好立地で、地下鉄の駅までは少々あるものの、学校まではバスで通っているのだそうです。ダウンタウンまでもバスで出られるため、D.C.の住人にしては珍しく、車ナシで生活しているそう。学校での様子とか、そろそろ迎える卒業に向けての準備とかの話を聞きながら、お花見はまだという彼女のために、まずは、再度Tidal Basinへ。

TidalBasinCherry桜が満開の日曜日とあって、車の規制は昨日以上に厳しく、かなり手前のLincoln Monument近辺に駐車し、歩いてWest Potomac Parkへと向かいました。(周辺の位置関係はこちらのマップで。) まだ厚い雲に覆われた空の下、ぬかるんでいる雨上がりの地面を横切って、桜並木に向かう人々は切れ目なく続いており、昨日以上の人出を予想させました。UnderCherry
桜並木に到着すると、やはり、かなりの人々がすでに桜の下で思い思いに楽しんでいました。愛犬とともに、いつもよりゆっくりめの日曜日の散歩を楽しんでいる人たちが、桜の下に集まってしばし歓談していたり、面白い形に折れ曲がって延びている大木の枝によじ登っている子供たちがいたり、なんともいえず、うららかでのどかな春の光景でした。満開の桜が人々の気持ちをリラックスさせ、ウキウキさせるというのは、万国共通の効用のようですね。
その反面、昨日からちょっと気になっていた、腹を見せて水面に浮かんでいた魚の死体ですが、今朝は、今シーズンいちばんの花見客のピークとなるであろう午後に向けて、係の人が大きな網でゴミと一緒にすくい取っていました。昨日もずいぶんたくさんの魚が死んでいるのだろうとは思いましたが、まとめて見るとやっぱりかなりの数。そろそろ恋の季節らしく、あちこちで見られたカモのカップルは、何事もないかのように気持ちよさそうに泳いでいたので、大丈夫なのでしょう。それにしても、いくらこんなに美しい桜とはいえ、あんなにたくさんの同じく自然界に生きる物が犠牲になっているというのは、なんだかちょっと解せない気もしてしまいました。

WashingtonHarbourどんどん人が出てきて、混雑の度合いも増して来たので、今朝はWest Potomac Parkの辺りだけをウロウロして、桜は見納めとしました。ちょっと早めでしたが、どこかでブランチでも取ろうと、またGeorgetown方面に戻り、川に面したウォーターフロントのWashington Harbourへとやって来ました。ここにも、もちろん桜の木が。
お寿司でも食べようかと、あてにしていた日本食レストランは、閉店していて、しょうがないので、結構人が入っていた2階のシーフードレストランに入ってみました。そういえば、前回ここを訪れたときも、目当ての中華料理屋が閉店していたのですけれど、ここではアジア系は不人気なのかしらん?
3人だったので、豪勢にシーフード・プラッターをオーダー。ゆでたロブスターや、ピリ辛のスパイスの味付けが美味しいエビ、生のカキやハマグリを気持ちのよい窓辺の席でいただきました。まだちょっと風が肌寒そうだったので、室内の席にしたのですが、あっというまに空を覆っていた雲がどんどん引いて行き、気付くと、バルコニーの席は満員状態。みんな、サングラスをかけたまま、プラスチックのグラスを傾け、食事よりも初夏を思わせるような川辺での日光浴を楽しんでいるようでした。

ZooEntrance午後は、卒論に向けて勉強という従妹をカフェの近くで下ろし、私たちはいよいよ期待のNational Zoological Parkへとやって来ました。同じくNW地区にある動物園は、Conecticut Avenueという大通りに面しており、地下鉄でも行けます。午前中の曇り空がウソのように、スッキリ晴れた行楽日和、ここにも次々人々が訪れていて、駐車場はかなり混雑していましたが、逆にこの暑さで早々に引き上げる家族連れも続出し、そんなに待たずに園内の駐車場に車を止めることができました。心配だったのは、この暑さでお目当てのパンダたちが寝てしまわないかということ。インフォメーションで地図をもらい、一目散にパンダ舎へと向かいました。ちなみに、この動物園は、The Mallに林立する美術館、博物館と同様Smithsonian Institutionに属する施設のひとつなので、入場料は無料です。
TianTianSitting
TianTianRelaxing
園内で唯一行列が出来ているパンダ舎への列に並び、入口のテントで25セントで売っていたパンダの生態などを説明した子供向けのSaving Giant Panda An Activity Bookを買って、ワクワクしながら通路を進んで行きました。パンダなら、もちろん日本でも見たことがありますけれど、ここにいるTian Tian(♂)とMei Xiang(♀)の2頭のパンダは、去年、老衰のため亡くなってしまったHsing Hsingというパンダの代わりに中国から借り受けてきたまだ子供のパンダなのです。たまたま、インターネットで彼らの映像をライブで見られるPanda Camというページを見つけて、見てみたら、これがなかなかよく動いてかわいい! 絶対、実物を見たい!と思ってしまったのでした。
で、大勢の子供たちに混じって早足で進んで行ったら、いました! こちらは、雄のTian Tianの方です。くぼみに座って、満足げに、時折、笹の葉をかじったりしていました。なんだか、すっぽりはまっていると思ったら、このくぼみには水が張ってあって、浅いお風呂みたいになっていたのでした。やはり、この暑さですから、ちょっと水浴びがしたくなったのですね。それにしても、普通にしていても、笑っているように見える口元といい、気持ちよさそうに伸びをするともするとオヤジ臭いようなしぐさといい、この動物って、どうしてなにをしてもこんなにかわいいんでしょう。彼の一挙一動に子供たちから歓声が上がり、それに応えるように、また、なにかしらの動きを見せるTian Tian。人気者にふさわしいエンターティナーぶりを見せてくれるのでした。
TianTianHangingTianTianClimbing
ずっと見ていても飽きないくらいだったのですが、きりがないので、Tian Tianが奥に引っ込んでいったところで、パンダ舎を後にしました。昔、上野動物園でパンダを見たときは、ガラス越しで、しかも2頭いたパンダはほとんど動かなくって寝てばかりだった記憶があるのですが、それに比べるととってもアクティブで、これってやっぱりアメリカン?なパンダなのでしょうか。もっとも、このときアクティブだったのは、Tian Tianだけで、パンダ舎を離れた直後に、また歓声が上がったので、振り返って見てみたら、なんと木によじ登って枝のところにぶら下がり、ちょっと遊んだあと、またスルスルと器用に木を降りてきたのでした。右の写真は、木を登っているように見えますが、実は降りているところなのです。MeiXiang
この間、ずっと奥でじっとしていた雌のMei Xiangですが、他の動物を見た後、入口近くのファーストフードのある休憩所付近でパンダ舎を見下ろせる場所に行ってみたら、ちょうど、うれしそうに芝生の上を走り回っているところでした。このMei Xianが1998年6月生まれの2歳10ヶ月、Tian Tianは、1997年8月生まれでちょっとお兄さんの3歳8ヶ月。パンダの寿命がよくわからないのでなんともいえませんが、多分、いたずら盛りの子供の年齢なのではないかと思います。2頭が一緒に遊んでいるシーンも、テレビやインターネットでよく見たのですが、今日は残念ながらそれはナシ。でも、どちらも元気に動き回っている様子が見られてよかったです。パンダは、絶滅の危機に瀕している動物のシンボルでもあり、動物愛護精神が強いアメリカでは、とりわけ人気者。テレビでも、中国にあるパンダ保護区の様子や、研究センターの取り組みを、しょっちゅう特集で放映しています。おととし亡くなったHsing Hsingも、複製になってNew YorkのAmerican Museum of Natural Historyにお目見えする予定だそうです。
動物園ですから、もちろん、他の動物もちゃんと見ましたが、今回はメインのパンダだけご紹介して、あとは省略させていただきます。それくらい、生き生きとして愛くるしい2頭のパンダたち。園内のお土産物屋でも、当然パンダグッズがメインで、子供のほとんどは、ぬいぐるみやパンダの耳が付いたヘアバンドなど、なんらかのパンダグッズを持ってうれしそうに動物園を後にしていたのでした。

夕方、子供たちに負けず劣らず(!?)すっかり満足して動物園を出て、New Jerseyのわが家への帰路につきました。動物園のあるところからは、ちょうど高速道路への道に近いので、そのまま北上し、行きと同様、I-95経由、NJ Turn Pikeへ。今度は目立った渋滞もなく、もちろん事故もなく(!?)、行きより1時間ほど早く、無事、家に到着しました。
今回は、念願のお花見と、パンダ見物という大きな目的は果したものの、また、White Houseの見学は実現しなかった(というより、最初からトライしなかった?)ので、今度はそれを第一の目的に、もう一度くらいWashington D.C.を訪れることになりそうです。

前(4月7日 後編)に戻る


Washington D.C.
4月7日 前編4月7日 後編 4月8日
冬(1998年12月)のWashington D.C.
もよかったらどうぞ
※ 違う日を見たいときはこちらから!

★ Washington D.C. Travel Report ★

This page hosted by Get your own Free Home Page