★ Washington D.C. Travel Report ★

12月24日(木) 雪のち曇りワシントン D.C. <Part1>

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クリスマスイブの今日からWashington D.C.旅行に出かけます。独身時代にWashington D.C.にあるGeorgetown Universityのビジネススクールに留学していた夫にとっては、その時以来、約5年ぶりの里帰り(?)となるわけで、すごく楽しみにしていました。
今回は、飛行機ではなく、Amtrakという長距離電車で34丁目にあるPenn StationからWashingtonに向かいます。時期もあるのでしょうが、往復でひとり200ドル以上という結構いい値段で、今回乗るのはMetro-Linerという停車駅も少なくて、車内もかなり快適なものらしいと聞いていたので、ちょっと楽しみにしていました。
車内はこんな感じで、シートの前後幅がかなりあり、前の座席に足置きまであるので、新幹線とかのグリーン車のような感じです。ただし、座席は指定ではなく早いもの勝ちで、改札が開くと人がわれ先にと席取り合戦をします。Coachという普通席は数に達すると売りきれになるようなので全員座れるのでしょうが、駅の混雑具合通り、いちばん端の車両に行くまで空いた席は見つけられませんでした。
家族連れなんかもかなりいましたが、日本のように座席を向かい合わせにして座るカルチャーはないようで、席は皆進行方向に向いたまま座っています。それから、食堂車と売店はありますが、車内販売はなく、コーヒーなども売店まで買いに行かなければなりません。しかも、売店の黒人の太ったおばさんがお友達らしきおじさんと話しながらかなり手際悪く客をさばいていたので、売店から長い列ができていました。
そうこうしているうちに、列車は快調にとばし、お隣のNew Jerseyを過ぎて行きます。ただ、南下しているはずなのに、田舎だからか昨日の夜から朝にかけて降った雪の積もり具体はManhattanよりずっと多い感じがします。
そして、その危惧が見事的中し、暗くなり始めた頃から、列車がなんでもないところで停車するようになってしまいました。よく聞き取れないながらも、車内放送では、どうもスリップの危険性とかがあるので安全性を考えてゆっくり走っているのでよろしく、のようなことを言っていました。Penn StationからWashington D.C.のUnion Stationまでは、約3時間の予定でしたが、所定の時間よりかなり遅れているようでした。

快適とは言っても、所詮電車の車内なので、だんだん飽きてきた頃、約1時間遅れでようやくUnion Stationに到着しました。さすがアメリカの首都の中心の駅だけあって、Grand Central Terminalに負けないような立派な作りの駅でした。外観は同じように石造りになっていて、中にはショッピングモールやファーストフード、レストランなどがあります。そういう施設の充実度はGrand Centralより上かな。出口付近のHallのところには、ノルウェーから寄贈されたという大きなクリスマスツリーも飾ってありました。
駅の構内をひとまわり見学した後、予約してあったレンタカーを取りにBuggetのデスクに行き、今回わが車となる赤のneonを駐車場でピックアップしました。
予定より少し遅れてしまいましたが、まずは駅のあるダウンタウンより西のGeorgetown地区にある大学構内のホテルにひとまずチェックインすることにしました。
Washington D.C.のD.C.とは、District of Columbiaの略で、首都機能のために人工的に作られた特別区なので、もともときれいな菱形だったのですが、一部を元の州に返還したので、その部分にあたる菱形の左下が欠けたような形をしています。おおまかに言うと、Union Station駅は、菱形の右下の部分にあり、Georgetownは左上の地域にあります。
さすが昔住んでいただけあって、多少間違えたものの、無事Georgetown Universityに到着。これから泊まるのは、大学内にあるConference Centerという宿泊施設で、運営はMarriott Hotelがしているという立派なものです。建物自体は校舎の一部で、しかもお休み中であるせいか人の出入りも少なく、ホテルという雰囲気はあまりないのですが、こぢんまりとして落ち着いた感じです。部屋も普通のホテルとなんら変わりなく、安く泊まれる分おトクですね。

一息入れた後、今日のメインイベントであるNational Cathedralでのクリスマス・ミサに参加すべく、早速でかけました。Cathedralはご覧の通り、かなり立派な建物で、Georgetownの更に北という観光名所からはちょっとはずれた地域にあります。また、一応カトリックの教会ではありますが、宗派を問わず、神に祈りをささげるためのところとして存在しているんだそうです。
そういうところが人気を集めているのか、事前にインターネットで調べたところ、今日のミサは大変混雑するので、開始1時間前から整理券を配るとのことだったので、まずはそれを入手しなければと近くに車を停めて、建物の周りを歩いてみました。何人かの集団が建物から出てきたので、ミサのことを尋ねたところ、この方々はどうも教会関係の人たちだったらしく、いろいろな人種の人がいて、そのうちのひとりの人がたくさんあるからと整理券を2枚くれました。後からわかったのですが、本当は9時から整理券を配布するので、その前に外に並んで待っていなければいけなかったらしく、私たちはすごくラッキーでした。気温もずいぶん下がって来たし、10時のミサが始まるまでどこかで簡単に食事を済ませることにしました。
駐車場所を取られてしまうといけないので、車はそのままにして、歩ける範囲でお店を探したのですが、New Yorkと違って建物と建物の距離があるうえ、クリスマスイブだからか閉まっている店も多く、30分近く歩いて、ようやくホテルのカフェを見つけ、サンドウィッチを食べました。

早く来ないとよい席はないと整理券をくれた人が言っていたので、30分前くらいにNational Cathedralに戻りました。確かにさっきまで静まりかえっていた街のどこから来たんだか、すごい人です。そしてそれ以上に驚いたのが厳重な持ち物検査。入り口に金属があるとピーっとなる例の空港にあるゲートがあったうえに、かばんの中身をすべて開けさせ、化粧ポーチのチャックまで全開にして調べる念の入れ方。なぜ、たかが教会のミサにここまで???という謎は、ようやく席に着いた数分後に解けました。
比較的前の方だけれども、建物の大きさに比例して太く大きい石の柱の影で、中央の祭壇がイマイチよく見えない席を確保して、配られた式次第をふたりで神妙に読んでいたら、隣の女の人が、「見て、クリントンよ!」と叫んだので、ふと顔をあげると、まあびっくり!!なんとクリントン大統領ヒラリー夫人、お嬢さんのチェルシーのいわゆるThe First Familyが大勢のSPを引き連れて、5mもくらい前の通路を入場して来たのでした。あの厳重な警戒体制の訳はこれだったんですね。幸い、私の位置からは立つと大統領の一挙一動が後からしっかりキャッチできたので、ミサの間中も観察することができました。もちろん、生で見るのは初めてだったのですが、印象としては、クリントン大統領はシルバーグレイの髪だからか、顔色がすごく赤く感じました。チェルシーは本当に普通の女の子、ヒラリー夫人はあまりよく見えない席だったのですが、思ったより小柄な感じがしました。でも夫いわく、「金がかかっていそうな感じ。」

興奮のうちに(個人的にですが)ミサが始まり、式次第にそって進んでいきました。大変感心したのは、万人に開かれている教会だからか式次第がすごくきめ細かく、どこで座るとか立つとか、歌の歌詞はもちろん、司祭のセリフまで全て書いてあるので、大変わかりやすくてミサの進行に付いて行くことができました。歌も「きよしこの夜」や「もろびとこぞりて」とか、日本でも有名なクリスマス・ソングばかりだったので、歌詞さえわかれば歌うことができましたし。テレビ中継があったからか、クリントン大統領もちゃんと口を開けて歌っていました。
厳粛ながらも、なごやかで華やかなミサは、1時間半くらいで終わり、大統領一家は最初に手を振りながら退場し、私たちも含めて観光客は教会内の写真をパチパチ撮ってから、皆、車で三々五々家路に着きました。

ホテルに戻ったのは12時過ぎくらいでしたが、なんといっても大統領を生で見れるとは思わなかったので、ちょっと感激でした。弾劾審議が下院を通過して上院に進んでいるさなか、倫理的にやったことはともかく、やっぱり話題の人ですものね。

明日は、いよいよクリスマス。観光名所もどこも全て閉まっているので、学校の中を見たり、有名な建物を見学する予定です。

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2001年4月に出かけた
桜の季節のWashington D.C.
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