| 7月13日(金) 曇り ときどき 雨 | ◆このページをとばすときは ここをクリック◆◆◆ |
今日がJasper National Parkで過ごす実質的には最終日。大きさのわりには見どころがそんなにたくさんない?この国立公園ですが、それぞれまでの距離があるため、いろいろ見てまわるにはそれなりに時間がかかってしまいます。今日まわる予定のIcefield Parkway(
)の見どころとしては、滝や氷河などがありますが、協議の結果、トラムに乗って登るThe Wistlersをパスして、Athabasca Falls(アサバスカ滝)とSunwapta Falls(サンワプタ滝)のふたつの滝を見に行くことにしました。(地図はこちら)
とすると、時間的にちょっと余裕があるので、午前中はこの旅行中恒例となったハイキング。雨の予報も出ている曇に覆われ空模様ではありましたが、Jasper Park Lodgeのすぐ横にあるLac Beauvert(ボベール湖)の周囲を一周してみることにしました。
距離もそんなにないハイキング・コースでしたが、手入れがよいからか、ずいぶんたくさんの高山植物の花々を見ることができました(写真は高山植物図鑑でご覧くださいね。)。ここでしか見られなかった花もあるくらいなので、なかなか興味深かったです。それに比べると、かなりシンプルなのが樹木。かなりの本数の木々が生い茂っていますが、トレイル途中にあった説明によると、種類としてはLodge Pole Pine、White Spruce、Douglas Fir、Trembling Aspenの4種類しかないそう。このうち、最後のAspenはいわゆる「ポプラ」の一種で、黄色く色づく広葉樹ですが、あとは全部針葉樹。特に、SpruceとかFirとかは、よくクリスマスツリーにつかわれる木ですから、冬も青々とした似たような感じのもみの木みたいな木です。そういえば、Moraine Lakeでハイキング・ツアーに参加したときも、この辺りは、植物の数に比べると木の種類が極端に少ないということを聞きましたっけ。
また、途中には、母が死ぬほどうらやましがった(!)立派なゴルフコースがあり、
草むらには、実はNew JerseyやNew Yorkの郊外でもとってもよく見かけるCanadian Gooseが群れをなしていました。明日でもプレーできると言われただけあって、ゴルファーの数もそんなに多いわけでもなく、なんだかゆっくりプレーできそう。ハイキング・コースも、全体的にとても平坦で、常に湖面が見える見晴らしもよいし、高山植物もいろいろ見られる手軽で整備されたコースでしたが、Jasperの中心からは離れているからか、歩いている人もあまりなく、ひっそりとしていました。宿泊客以外は、あんまり訪れることがないのかもしれませんね。おかげで、軽めで気持ちのよい午前中の散歩のひとときを過ごすことができましたでした。
散歩の終点にレストランが集まっているメインロッジに到着し、散歩中に見えたEmerald Loungeの外のテラスでランチをすることにしました。昨日、街で買って来たパンやハムを朝食で食べたため、まだそんなにお腹は空いていなかったのですが、すっかり喉が渇いてしまったし、出かける前になにか少し食べておこうということで、4人でターキーハムのラップとグリルドチキン・サンドウィッチをひとつずつだけオーダーしました。そうしたら、ちゃんとどちらも取り分けて持ってきてくれたところはさすが一流ホテル。半分でも十分な量を気持ちよく食べ終えたかどうかというところで、いきなり、空から大粒の雨が落ちてきました。テラスのお客さんたちはすごい勢いで屋根のあるところに避難。よく訓練されたウエイターさんたちがそれらの客のお皿をさっさと運び、あっという間に、さっきまでにぎわっていたテラスのテーブルには、人っ子ひとりいなくなって、激しく雨が打ち付けていました。私たちも外に出られず、土産物屋なども入っているメインロッジの中をしばらくウロウロしていましたが、山の天気は本当に変わりやすいもの、30分もしたら、雨はさっと上がってしまいました。
気を取り直して車で出かけたIcefield Parkway(
)では、Jasper市街地からすぐのところで、いきなり道端にたくさんの駐車。すかさず行ってみたら、Elkの集団がいて、仲睦まじい親子の姿も。昨日までだったら、小躍りして喜んだところですが、「Elkなら、もっと近くで見たもんね。」と鼻息荒い(?)私たちは、ちょっと写真を撮っただけで、すぐ車に戻りドライブを続けました。
30分ほど南下して到着したのが、最初の滝Athabasca Falls(アサバスカ滝)。とにかくすごい水量で、駐車場のところから、既に水煙が見え、ゴウゴウという音が響いていました。この滝は、道路に沿って流れているAthabasca River(アサバスカ川)の途中にありますが、この川はこの後訪れるSunwapta Falls付近で、Sunwapta River(サンワプタ川)と合流しており、その他の支流も集め、この滝のある地点は、かなり水量が増したところなのです。それが、長い年月をかけて、周囲の固い岩を砕いて滝を形成したので、幅が狭いところを大量の水が流れる迫力はかなりのもの。さらに、ちょうど今ごろ、氷河や積雪の解けた水が加わった初夏から夏にかけては、1年でも水量が最も多い時期だとか。昨日訪れた切り立った峡谷に渦巻いていた流れといい、普段、全く意識したことのない水の持つ力強さというものを感じる場所でした。
さらに30分くらい南下したところにあるのが、Sunwapta Falls(サンワプタ滝)。多分、右手から流れてくるのがAthabasca Riverで、左手がSunwapta Riverでしょう。こちらも、同じように、合流して量を増した水が、岩を削った隙間を流れて行くので、その勢いはかなりのものです。ただ、どちらにも共通していえるのは、いわゆる滝らしい滝(?)のように、ストーンとどこかから流れ落ちているのではなくて、川の傾斜が急になったところを滝と呼んでいるというところ。確かに、自然の力をまざまざと見せつけてくれる迫力満点の滝ではありましたが、景観としては、Yoho National Parkで見たTakakkaw Falls(タカカウ滝)のような落差のある滝の方が絵になるような気がしました。もっとも、こういう激しい流れの滝や岩を削った場所などが随所にあるのも、Canadian Rockyらしいところなのだと思います。
ある程度予想していたとはいえ、あまり感動なく、滝見物を終えてしまった後、期待されるのは、昨日同様、Jasperへと戻る途中、動物を目撃すること!で、白いふさふさした毛に覆われたMountain Goatがよく出没するという、その名もGoat Mineral Lick、直訳すると「ヤギの塩なめ」というスポットに立ち寄ってみました。しかし、眼下に水辺が広がるビューポイント付近には、動物も人も誰もいません。しばらくすると、「ヤギはどこっ?」と勢い込んで車を降りてきた家族連れが現れましたが、やはり、全く気配がないのにがっかりして、すぐ車に飛び乗って立ち去ってしまいました。動物がよく出没するところに行けば、わんさか出会えるという、昨日に続いての2匹目のどじょうはいなかったようで、ちょっとばかり残念でした。
空模様がまた変わり、雨が降り出した帰路は、見通しが悪くて動物など影も見えず、それでも未練がましく、ホテルに近いLake Annette(アネッテ湖)という湖にも寄ってみましたが、収穫ナシ。昨日と同じようにホテルの敷地内でElkを目撃しただけにとどまりました。
Jasper最後の夜は、ホテルのメインダイニングのひとつ、カナダ伝統料理のMoose's Nookでディナー。もちろん、ちゃんと予約をして出かけました。一流ホテルの一流レストランでも、ドレスコードはMountain Casualか、せいぜいSmart Casualというすごくちゃんとした格好でなくてもいいのも、Canadian Rokcyのよいところ。レストラン内には、この辺りの動植物の絵や剥製、カヌーやスキーなどの道具などが飾ってあって、いかにも山のレストランというイメージ雰に演出されていました。それでも、黒い蝶ネクタイのウエイターのスムーズなサービスやほの暗い室内は、こんな山奥にしては気取った雰囲気。フラッシュをたいて写真を撮ることはなんとなくはばかられたので、料理の写真だけ、下を向けてフラッシュ撮影しました。
Albertaではステーキと決めている健啖家の父は、またもや大きなステーキを頼んでいましたが、ホントはご飯と味噌汁だけでいい(!)私がメインに頼んだのは、Walleyeという魚のソテー。あっさりめの白身魚にソースも見かけほどくどくはありませんでしたが、ボリュームがかなりありました。こういうディナーは、旅行最後の可能性が高いので、ゆっくり食事をとり、満腹ながらも、仕上げにはなんとか食べられそうなブルーベリーチーズケーキを頼んで、皆で分けました。
これで、国立公園の旅は、ほぼおしまいです。明日は、オプションともいえるVIAの鉄道列車The Canadianに乗って、5時間かけてEdmontonへと向かいます。
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